難しい本を読むためには
ちくまプリマー新書から出た一冊。これまでありそうでなかった、難しい思想書や哲学書の読み方を提示するノウハウ本。
『宗教的経験の諸相』は120年前に出版されたかなり硬い本なので、こういった「読み込むノウハウ」なしに読むとちんぷんかんぷんで嫌になってしまうことが多いです。私（しま）は2回ほど、読んでる途中で挫折して放り投げています。
しかし、「読み込むノウハウ」を掴んでいけば、『宗教的経験の諸相』やビッグブックなどの内容を取り出し、理解することができます。
あと、この本は読書会のやり方が書いているのがとてもよいです。読書会はいいものです。他の人の理解や読み方は、自分では見えなかった切り口を教えてくれます。読書会ノススメ、としてもおすすめの一冊。
