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人生の意味と神

 
ジェイムズは信仰の「効果」を「神的な存在との関係性に置いて、世界の不条理を受け入れることができる」ことであるとします。その姿勢はフランクルとラピーデの信仰観でもあります。
人間は常に意味を求める存在であるし、同時に人は意味のない苦痛には耐えられないとするフランクル。では、生きることにつきまとう不条理という苦痛を人はどのように受け容れていくのか。特定の宗教の立場に立たないフランクルと、ユダヤ教神学者のラピーデとの対話は、スピリチュアリティの効果を考える上で示唆に富みます。