page icon

正法眼蔵随聞記

 
曹洞宗開祖の道元禅師は『正法眼蔵』の著者として有名です。難解な『正法眼蔵』とは違い、こちらの随聞記は弟子の懐弉禅師が師道元の言葉を記録したものなので、平易でわかりやすく実践的です。
仏教的な倫理の教えもあり、また自分を否定することの重要性の教えもあり、道元の人柄が伝わってきます。仏教は人格神的な要素が薄いと言われますが、そういったニュアンスも感じ取ることができるでしょう。